クラウディアの「恋のカローラ」


あかん、また迷惑メール増えだした。たった一日のしあわせ、だったのね。
 
 「嫌われ松子の一生」、おお、DVD発売決定。予約したぞ。


 あの映画観て、思っているのは、いっそのこと、全部、最近こさえた、嘘の70年代ソングで固めたら、もっとカッコ良くなったんでは?、とか妄想が膨らみつつある。近田春夫のフェイクのアイドルグループソングがずっぽしはまっていたもんで。あの映画、最近ぼこぼこ作られている一連の昭和懐古映画と一線を画しているのは、やはり、忠実に過去を再現しようとするのではなく、「現在過去折衷」(和洋折衷の時代版)ちゅう新たな境地に挑戦しとるとこだろう。意余って力足らずに終わってしもたかもしれんが(昨日「映画は女優だ」と云いつつ、昔の映画少年風理屈をこねてみました)。


 こっちの話題やないねん。
 今日はいつもなら最高温度を記録する時間帯に大雨がが降ってくれたので、非常に過ごし良くなった。
 大雨のおかげで、今の時間帯もわりあい過ごしやすく(スワローズが負けたものの)、よっしゃ、音楽聴いたろやんけ、と前向きになっている。今の時間帯はさすがにヘッドフォンで音楽聴かんとあかんわけで、暑いともう、ヘッドフォンが汗でびっちょり耳にへばりつき、しかも密封状態ができるのか、耳の中の湿度が上昇し、もう気持ち悪いのってなんのって。

 夏の暑い盛り、クラウディアの「恋のカローラ」(1968年、作曲浜口庫之助)、非常に気に入って聴いていた。

 1968年トヨタのカローラのCMソングである。クラウディアって、ブラジルの人みたいだが、1970年前後にどっと出た和製ボサ和製サンバ系の中でも秀逸な曲である。
 かったるい部分あり、ど派手ノリノリもあり、和製ボサノヴァ風サンバ、ちゅう感じか?

 google検索して気が付いたのだが、なんのことはない、オレの七月二十四日 分の日記で触れているわ。・・・・オレは進歩していないのね。その時はクルマでは、眠くなるとか書いておるが、今年の夏は半端じゃなく、クルマでのドライブ、クーラーがんがんに入れてても直射日光で暑いぐらいだったから、ちょうど良くなったんかもしれん。まあ、七月二十四日以来、どんどん音楽ネタが減り、今日に至る、ちゅうわけだが、こっから、また、行くぜ!
 
 今年の夏の暑さで脳細胞が蒸発して頭蓋骨内を気体で漂っていたんが、暑さもピークが去り、ようやっと、凝固してきたと。まだ液体だが。
 

 数年前買った下のアルバムに入っていたのだが、この曲ごしごしに聴いているのは、今年に入ってからだ。なんでか、ようわからん。
 だいたい、このアルバムは、もう、めちゃくちゃええ曲ばっかで、レナウンワンサカ娘ですら、朱里エイコや真理アンヌ、それとジュリーの妹、久美かおりのバージョンは入っているわ、「遠く遙かな、愛の国を求め、君は行くのか」ちゅう歌詞の「うーんマンダム」のCMソング、斉藤任弘の日本語バージョンで入っているわ、バズのそれこそケンメリ・スカイラインのCMソング「ケンとメリー」、「若さだよ山ちゃん」の山ちゃん音頭と、70年代前後の、エレキばりばりぐいぐい系と透明感溢れるソフトロック系が混じった、秀逸なコンピレーションとなっている。
 これで、クルマのCMソングでは、「なぜ二人は生まれてきたのなぜ二人は旅に出るの」という生物全体の「生きるとは何か」という根源的な問題に「らんらんらららぁ」とハッピーにも踏み込んだ、スリー・グレイセスの「愛のスカイライン」が入ってたら、もっと嬉しかった。


CMソング・グレイティスト・ヒッツ

 クラウディアってどんなにええ女なんだろうって、って七月二十四日分で載せてたYahoo!オークション先で確認してみると・・音楽だけの世界に留めておいた方が良いということもある。



B面の「はだしのボサノバ」も和伯(日本ブラジル)折衷のええ曲で、オレが聴いているのは、浜口庫之助がらみのボッサ風サンバ風楽曲を集めた、下のコンピレーション。残念ながら、廃盤だが。


re musica #4 GET SMART-SWINGER!浜口庫之助


 やっぱ、音楽の感想文は、ええ。気持ちええ。よっしゃ、これから、また、音楽聴くぞ。

 
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