「イエ・イエ」と「ワンサカ娘」


div> 朝日の夕刊一面の特集記事、先月の戦争特集では、もう、オレでもわかるぐらい、ある方向へある方向へ、そういう人たちやそうとされている歴史を都合良く使って読者を導いていく例の手法で各所で怒られていたが(こういうことするから、純情な青少年がやがてそのカラクリにすぐ気がつき、アンチ朝日新聞派になっていくんですわ、そのことに早く気がついて欲しいもんです)、今日のは、レナウンの画期的なCM、「イエイエ」の特集であって、小林亜星を紹介したイラストレーターとかの話が出てて、興味深く読んだ。

 ちゅうことで、今日は音楽ネタ。

 レナウンのCMは当時、多分、日曜の洋画劇場、淀川長治の解説のやつ、あれのスポンサーだったらしく、あれで見た覚えがある。子供心にも、めっちゃくっちゃカッコ良く思えたもんである。
 You Tube探したら、なんと、当時のCM,おました。


 

数年前、まだ、歌謡曲聴き始めの時、朱里エイコの「イエ・イエ」のあまりにもなカッコ良さに吃驚仰天していたもんである。なんど、聴いたか知れない。また三年ほど前、ECDがこれをそのまま使って、トークオーヴァースタイルでラップをのせていた。

 まあ、オレの持っている音源は、朱里エイコの「イエ・イエ」、けっこう何曲も重複していて、以下のアルバムに入っている。これ以外にもなんぼでも入っているがとりあえず。最初のは和製ガレージばっか集めたコンピ(キング編)、次のが以前クラウディア「恋のカローラ」で紹介したCMソングのベスト盤みたいなやつ、次のは、小林亜星のCMソングばっか集めたやつ、最後のが廃盤なので、腹立たしいが、朱里エイコの60年代の曲を集めたアルバム。


 あと、どういう関係なのか知らないが、同じレナウンのCMソングで、「ワンサカ娘」ちゅうのがある。れなうん、れなうん、れなうんむすめが、わんさか、わんさか、いえーい、えーい、いぇいぇい、ちゅう曲ね。これは知っとるやろ。ノリノリ。

 1964年の「ワンサカ娘」は、弘田三枝子。この曲のポイントは歌部の合間に「いいわぁ」とセリフ気味に云うところが、セクシーでたまらんのだが、さすがに弘田三枝子のは、あっさり。

 1968年の久美かおり(沢田研二ジュリーの妹役だ)のヤツはど低音のベースでぼこぼこ、ちゅうぐあいに始まって、ハスキーな久美かおりのヴォーカルがかぶさって、たまらん。まさにGS黄金期の1968年製、まさに時代の落とし子、1分未満のしか、残っていないみたいだが、めちゃくちゃカッコええ(ただし、「いぃわぁ」は入ってません)。

 あと、「ワンサカ娘」ではないが、1966年、真理アンヌの「太陽ハント」という別バージョンがあって、真理アンヌもやけくそ気味に声を張り上げ唄って、「いぃわぁ」。これは上の赤のジャケット、「CMソンググレーテスト・ヒット」というコンピに入っている。

 そいで、なんちゅう企画か知らんが、その「ワンサカ娘」ばっか集めたアルバムがあるという(下のやつ)。ところが、下のアルバム、買おうと思ったら、入手不能で、ずっと悔しい思いしていたが、今たまたま調べたら、買える状態にある(と、思ったら、オレが買ったら、もう入手不能、ザンネンでした)。
 これは、もう全曲「ワンサカ娘」、ゼルダやらサンディ&サンセッツやら懐かしい名も見える。まあ、各時代のそれぞれのミュージッシャンによるもんで、「いいわぁ」。


 
 ひさびさに、朱里エイコのアルバムの方の「イエ・イエ」聴いて寝よう。
 
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