スワローズやああスワローズやスワローズや 。
ああスワローズ・・スワローズ、あなたはどうして、スワローズなの?
芭蕉とシェークスピアがいっしょくたに憑依してくるような対阪神三連戦でした。
とまたワケのわからん事書いてしまいそうになるが、まあ、気を取り直して、今日はキャロル を聴いちょる。
高校の修学旅行の時だったか、そんなサバけた学校じゃないのだが、夜、なんか、ディスコ大会やってた。遅れてそのホテル付属のディスコルームのドアを開けると、それがキャロルとビートルズばっかぶっ続けに流れているだけなのに、何故かみんなノリノリで踊りまくっていて、ウブなオレは「ウソや」と何故か思い、すぐに出て行ったもんだ。一緒に入った、だるまとんろう氏はもう腰を抜かさんばかりに、吃驚仰天していた。
これは、校則かなんか知らんが、体育ん時着る緑のジャージ、全員着とったんで、そのまんまで、マスゲームよろしく、お尻ふりふり、踊りまくっとるワケで、それはそれは、何というか、とても、むさ苦しい光景だったのだ。せめて、女子だけでも、ミニスカだったら、まったく、別の印象を抱いただろうが、女子も緑のジャージ上下。まあ、ブルマだったら、別のジャンルの世界へ突入して、今頃、ここで、こうして生きていないだろうが。
それ以来、キャロル 聴くたんびにそのむさ苦しい光景が浮かび、しかも、当時キャロル自体、もう、ファンといったら、ヤンキーばっかで、どう見ても、むさ苦しい人たちが多く、以来ずーーーーーーーーーっと、キャロル=むさ苦しい、というイメージがあった。でも、今聴くと、ちゃんと、「ノリ」と「胸キュン」を抑えており、まあまあ、エエ。
フツーにシンプルなロックンロールは、上に書いたように、最低限どんなことがあっても、「ノリ」と「胸キュン」が抑えてあって、ややこしいこと考えなくて、エエ。そりゃ、当時のウチの高校生がジャージでも踊りまくれる筈や。「やりきれない気持ち」「憎いあの娘」なんか、もう最高やんけ。
ただ、「甘い日々」、ちゅう知っとる人は知っとるんやろけど、オレは初めて聴く感じの題名どおりの、甘ったるい甘ったるい曲があって、途中から、ハスキーなネエちゃんのセリフが入り、うっとり、ああ、めっちゃくっちゃエエ・・・と思ったら、突然、バリバリのロックンロールになって、例の「オールライト」と「オーケー」連呼し始めたんで、興ざめ。
まあ、キャロルとオレの間には、超すに超せない深い深い溝があるんやな、思った。
「夏の終わり」もええ曲やけど、何度も聴いとると、加山雄三聴きたくなってしまった。
昨日は、なんか、テレビで、チューリップ やってた。チューリップ、ワシらの若い頃は、ものゴッツう流行ってたもんじゃ。
番組では、ビートルズ、っぽい、ちゅう音だということだったが、どこがビートルズやねん、と思っていた。
そいで、何曲か、今のメンバーで当時の曲をやるんだが、それ聴いとると、あらためて、ああ、グループサウンズちゅうのは、スゴかったんだな、と思った。
チューリップ、当時も、そして、今も、相変わらず、こっちへ入ってこない。耳を舌に例えると、オレがオイシいと感じる味蕾以外のとこ狙ってつるりんと行ってしまう。多分、そこが彼らの音が好きな人は、たまらなくオイシく感じる部分なんだろう。
あと、音が作る世界より、歌詞の世界に頼っている感じやな。標準語を「外国語」として扱える、福岡出身のグループやな、と何故か思った。
七十年代なんて、大キライ。