MICO Loves CUMBIA BROS.の「恋のクンビア21」


日本シリーズが終わった途端、急に秋めいてきた。
 弘田三枝子のジャマイカ録音、もう、妄想が膨らむばかり。なにせ、スライ&ロビーのミリタント・ビートに弘田三枝子のVoiceがのるのだ。仕方ない。ジャマイカの長年に渡って鍛え抜かれてきた名曲の数々、もし、弘田三枝子が、歌うようになったら・・あかんあかん。

 昨日、あれから、iTunes Music Storeで、MICO Loves CUMBIA BROS.というミュージッシャンの恋のクンビア21 (iTunes Music Storeへのリンク)を購入し、聴きまくっているのであるが、嗚呼、ミュージックストアの検索、弘田三枝子でもひっかかるようにして欲しいもんだ。MICO Loves CUMBIA BROS.=弘田三枝子、知らんかったら一生知らんかっただろう。
 http://www.cumbia.jp/  クンビア21のHP。
 ちゃんと、You Tubeでも、PV公開しているんで。

  オリジナルは1965年、全然古くなっていないのに、ただただ、驚くばかり。

Uglyman - Computer


またも、 レゲエねた。
 1985年の年末から正月までジャマイカ行った。この年というのは、レゲエが地殻変動的に新しくなっていった年で、ラッキーやった。
 あっちの観光ディスコや路上でもスタラグからスレンテンばっかえんえんとかかっており、そして、それらの今も名を残しとるそうしたメジャーなリディムトラックと同格、ことに寄ればそれ以上に頻繁にかかっていたのが、コンピュータリディムだった。

 UglymanというDJ,凄いだみ声で、どう考えても、日本では魚屋とか卸市場とか年末のアメ横とか、或いは浪曲やら浪花節やらでよく聞かれる声で、ノリも今までのジャマイカのノリよりも明らかにそっちに近く、オレのジャマイカに対する幻影みたいなもんを一気に破壊してくれたもんである・・・ええい、まどろっこしい。ま、聞いてみて。

 



そいで、これが、コンピューターのリディムとラックによるワンウェイ(いろんなシンガーやDJが同じ曲を違う歌詞やトーストでやっているやつ)もん。全部聴くと凄い疾走感が入る(詳細はルーツアイカイブ=>http://www.roots-archives.com/release/3172 )。


ジャマイカで後生大事に買ったものの、数ヶ月後日本でもドバッと出ていた。 CDで出たのか出てないのかようわからんが、出てないとしたら、出して欲しいもんです。

スタワンものベストボックス、2点及びその他


午後休み。だが、表に出歩かず、八月停電のため、ぶっとんだ昔のブログんとこ復旧させようとしてた。 使いたかったMovableType なのだが、最新版は動かず、うちのハードディスクに眠っていたベータバージョンならなんとかなった。一応トラックバックもコメントもつけれるけど、問題は、ベータなんで、公開したらあかんかったような・・・ま、怒られるまで、という感じになるし、膨大な過去データどうやって移行させたらええんか。
 http://www.inspiuser.net/~tko/cgi-bin/MT/
 しかも、ブログは今日び、もうエキサイトやらはてなやらの方が便利で楽で簡単でしかも、無料だ。ただ、エキサイトでテスト的にやったら、いきなり500もアクセスが来たもんで、ここみたいに「どうせ誰も来てない読んでない」精神で好き勝手アホなこと書けないような気がする。


 日ハム、パ・リーグ優勝。稲葉のヒットで決まった。良かった良かった。
 まあ、国連での制裁決議がどうのこうのちゅう段階で、またもいろんな人がいろんなこと云うてるが、オレが考えるに、実際問題、ウチの国としては、非核三原則 「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」に「核攻撃させず」を加え、非核四原則とするぐらいしか有効な手を思いつかん。まあ、守ってくれる国じゃないやろけどな。
 
 レゲエねたするとガクンとアクセス数が下がるんだが、またも、レゲエねた。
 

 昨日、ステューディオ・ワン (リンク先は毛唐版ウィキgoogle翻訳。 ラベル=レーベル、宝物島=トレジャー・アイル=スタワンのライバル)について書いたもんだから、ちいっとばかし、里心が出て、久々にアマゾンやらハイ・ファッション・レコードさんとか、その手のもんをチェックしてみたら、あるわあるわの大騒ぎ。

 ステューディオ・ワン(Studio One 以下、スタワンと略する)のスタワン全盛期(1962〜70年あたり)のベストもんコンピがハートビートより出てた。こういうの、


The Best of Studio One Collection

 4枚組。内容については、見る限り、まあ、代表的なトラックがごっそり詰まっており、価格も5000円強で、まあええんとちゃうか、と。ホレス・アンディのスカイラーキングが入っていないやら、言い出したら、キリが無いわけで、おそらく、永遠にスタワンのベストもんなんか作れっこないんであーる。

 あと似たようなヤツで5枚組、Soul Jazzからも出ている(こっちの方が高い 10,000円強)。こっちは思わずクリックしようとして思いとどまった。何故なら、今までSoul Jazzから一枚組で出ているStudio One Rockersやらのシリーズを集めたヤツみたいなのだ。一枚もそのシリーズ持っていない人は、ややこしくなく、全部手に入るのだが。このSoul Jazzちゅうレコード会社も偉く、こつこつと、というか、しこしこと残されたスタワンの膨大な音源をCDにしている。


Studio One Muzik City
 そいで、ありゃありゃ、ホレス・アンディの一番軟派な曲、そして、オレなんか、もう何度聴いたか知れない、今もクルマやiPodには常駐しとる、曲、「Natty Dread A Wa She Want」 が入ったフルアルバムが遂にトロージャンから再発だ。
 なんかいつも重い鎖引きずったようなリズムに甲高い声を振り絞るように声を乗せるイメージがあるホレス・アンディが甘ったるくスケベに歌ってるヤツだ。1978年のアルバム。

 


Natty Dread a Weh She Want
 そ・れ・で。
 ハイ・ファッション・レコードさんんとこには、ちょっと得体が知れないが、ニューヨークはワッキーズレーベルの一番おいしい時期の映像が観れるという、下のDVD−Rが。


Hi Fashion Records Wackie's/Bullwackie In New York(Brighton Video)
グレート!!やばすぎるDVDが入荷!ご存知、独特のスタイルでニューヨーク・ルーツレゲエを作り上げたといっても過言でない、あのBullwackieプロデュース、Wackie’sレーベルのドキュメンタリー風DVDです!録音はおそくら80年代初頭、wackie絶頂期、Sugar Minottから、anthony Johnson、Love Joys、Mikey Jarrett、 Jerre、Carlton Livingstonなどなど貴重なビンテージライブステージ、スタジオ風景、インタビューなどのハイライトが次々と登場、当時のヤバーイNYシーンがいまここによみがえる!超推薦!

 
 ちゅうて。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。って、注文しまひた。DVD-R。ただ、どの程度の映像が残っているのかは、観てみないと、あたりまえだが、わからん。賭けですな。
 

Real Authentic Sound of Studio One


午前中、雨。
 日本ハムが勝って、あっという間に王手だ。ニュースで観ただけだが、球場全体、凄い応援。来季の神宮を予感する。

 最近のここ、オレにとっては苦手の時事問題多いが、こうも、時代の変わり目を象徴する出来事が起きると、なんぼなんでも、触れないワケにはいかんだろう。
 
 ちゅうことで、取ってつけたように、今聴いているアルバムを紹介して、音楽サイトへ強引へ戻るわけである。こういう時、レゲエはたすかる。
 これは、80年代後半、多分、どっと新しい波「ダンスホール」が吹き荒れ、同時に古いスカが大流行し、70年代ルーツも見直され、ステューディオ・ワンやトレジャー・アイルの古いシングルがどっと再発されていた頃、どさくさに紛れるようかに出た。

 なんでか、わからん。当時一線を引いて儲けまくった金で隠居してた筈の60年代ステューディオ・ワンのオーナー、コクソン・ドットのプロデュースで、新録で出たのが下のヤツなのである。時代が当時ですら、30年はずれている。当時のオレはわけのわからんまま、買い、期待もせずに聴いた。そしたら、あんた、脳内アルファ波が出まくり、肩や首筋に溜まった変な緊張がじんわり解け、疲れが素直な形でゆるゆると出てくる最上の音に仕上がってるもんだから、びっくり、ですわ。
 
 まさに音楽のバスクリン、否、掛け流し温泉効果を味わったもんである。爾来、二十有余年経った今も、今日みたいな日、聴いたりする、お気に入りになってもた。今は手に入りにくいみたいだが、気を長く持てば、すぐにそこいらで売っているようになる(CD版はもうひとつFull Upのワンウェイもんと一緒になっとる)


"Real Authentic Sound of Studio One" (Various Artists)


 このアルバム、なんのことはない、誰でも知っているような古いリディム・トラックに新しい味付けをして、ちょっと薹(とう)が立ったり、当時バリバリのダンスホールシーンでは、波に乗り損ね冷や飯食っているシンガーやDJを集めてきて歌わした(或いはDJさせた)アルバムなのだが、奇跡的に大成功しとるわけだ。

 まあ、日本だとこういうことをしようとすると、「古さ」が気にくわないのか、「今」を強引に入れて、ギタギタの自己主張が激しいもんになるところ、さすがは商売人コクソン・ドットである。ごくまっとうにあんまし手を加えず、言うなれば手抜きしまくっとるわけだが、おさえるとこ押さえて、無理してない。セールス的にどうだったか、知らんが、そのあざとすぎる手に、まあ、極東のオレなんかはその手にコロッといかれてしまうわけや。
 
 くそ、最近、レゲエから遠ざかっていたんで、リズムトラックの名前、忘れてしもている。んで、例によってまた、肝心のデータとか省略。 

 1曲目のEarl 16 (最近でこそ、評価されているが当時はまだまだ)の「Musically Crucial」からして、体を伸ばしがてら、ゆったりまったり踊ったろか、ちう気にさせる。そいで、ええ曲続いていくんだが、省略して、4曲目のヒュー・グリフィス という男性シンガーの「So Secure」がもう・・。これが、また、かったるく、聞き手のはやる心を、憎いまでに、焦らし焦らし焦らし抜いて、そのまま、終わりよる。そいで、次のヒュー・グリフィスのもええんだが、ホーテンス・エリス が枯れた声気味にすウィーと・ハート。ミスター・ロックステディ、アルトン・エリスの妹だ。ええ歳の筈だが、刹那く、しかも律義に唄うんで、思わず、岩にしみ入る蝉の音状態。
 
 まあ、泣く泣くだが、以上、3曲だけの感想文。ダンスホール風味ロックステディちゅう感じか?
 
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