BOB MARLEY AFRICAN HERBSMAN 6CD SET


 師走、ちょっとヤバい。
  ま、今日は夕方から久しぶりに三宮。

 ちょい時間あったので、タワーレコードまで、えっちらおっちら行ってみる。
 広大なJ−POPの片隅にある歌謡曲のコーナー、その片隅にあるオムニバスをチェックすること1分。めぼしいのが無いことを確認する。つまんない。やっぱ、こういうのはネットで買った方がええ。
 で、ぷらぷらと店内をさまよっていると、行ったらアカン行ったらアカンと思いつつも、引き寄せられるように、ジャマイカの音楽のコーナーへ。
 勝手知ったる他人の家ちゅうかなんちゅうか、本中華、あるわあるわ、ジャケットがタイトルがアーティストが寄ってらっしゃい見てらっしゃいとターミナル駅の裏通りを酔っぱらってふらふらすると経験できる呼び込みの連呼(注 あくまでもそういう「感じ」ね、CDはもちろん喋りません)。


 リーペリー御大の3枚のダブアルバムを一枚にぶちこんだアルバムが1775円ぽっきりだわ、懐かしいスレン・テンリズムの最新のヤツばっか集めたヤツも2000円強だわ、一時期本気で全部買おうとした数年前から月に数タイトルずつ出てくる大河シリーズ、トロージャンの3枚組ボックスセットもアマゾンより安い2400円ほどで、全然知らんヤツが10ボックスほど出ているわ、スタワンのお色気過剰女性ヴォーカルものも出ているわ、札幌のススキノいや、大宮の某所、否、殆ど暴力だったという往年のミナミレベルの強引な呼び込みである。こういうとこ、スケベ心満載で歩くとどうなるか、が何となくわかる。


 オレも過去かなり痛い目にあっているため、少しは賢くなったのか(念のため風俗関連ではなくレゲエのCDについて)あんましにも危険なアルバム(思わず買ってしまいそうなやつ)は、つい、買ってしまいえらいことになるから、冷やかしのつもりでも、手にも取らず、やや危険(持っている音源が数多く含まれているアルバムとか、一枚なのに2500円以上する高いヤツ)なヤツを中心に、つまり云うならば「高級店」ばかり冷やかした。

 さて、と。待ち合わせの時間が近づいているんで、と出ようとしたら、こんどは店の手書きのPOPが目についた。



 「関西で売っているのはウチだけ」・・・殺し文句である。



 え・・・・・・



 お・・・・・・



 おおおおおお


 こ、これが噂の6枚組CDで1775円という中内功もびっくりの価格破壊のボックスセットだ。ボブ・マーレイのリー・ペリープロデュース時代の音源を6枚にぶち込んだという、インド人(人種差別的な意図はありません)も、こりゃ、びっくりもん、やで。

 オレがレゲエ初心者の頃は運悪くレゲエ冬の時代、何軒も専門店探しまくって探しまくって手に入れようとした音源だ。いくつかはすぐに手にはいるのだがいくつかは簡単には手に入らない、そういう類。それが、なんと、CD六枚八十曲(ダブ含む)で千七百七十五円という価格・・・金いや、オレの青春返せ。

 天才リー・ペリーが天才ボブ・マーレイをプロデュースする・・・当時のウェイラーズはボブ・マーレイだけではなく、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュと三者揃ったスゴいヤツだ。演奏はリー・ペリーのバンド、アプセッターズだ。全世界に打って出る直前の音源だ。
 歌謡曲に例えると東海林太郎が東海林修作曲編曲でレコード吹き込む、つう感じ(ちょっと違うか・・・ま、このへん、突っ込まないで下さい)?。
 そいで、他にも同じ会社が出しているレゲエの名曲六枚組CD二種も一緒に買ってしまった。CD十八枚で五千円強!

 まあ、CDは今度聴くことにして、もう眠いんで、今日のところは、ミドリちゃんでガマンしといて下され(怒られたらすぐに消します。でもミドリ電気で九月、電動歯ブラシ一万二千円のヤツ買ったなあ)


 純喫茶来夢来人・・・ストーリーはホットで悲しい。




 
|  滝伸次ブログ. Blogger Template By Lawnydesignz Powered by Blogger