定本リー・”スクラッチ”・ペリー


石井一久がスワローズに帰ってくる。嬉しい。10年後、木佐 が沙知代みたいになったら、オモロイのだが。
 昨日なんか、セックス・ピストルズのボックス、買って以来数年ぶりに聞きかえしたぞ。
 ちょっと前まで、伊東ゆかり伊東ゆかり云ってた人間が・・・・・ま、そいでええのである。好きなもんがどんどん増える・・・そうじゃないと、人生長生きする意味ない。

 しかも、この週末はかのソフトロック・ドライヴィン〜ビクター編 をアマゾンから届くのを楽しみにしてたら、アマゾンから届いたのは、「定本リー・”スクラッチ”・ペリー」という本。一週間前、アマゾンで2−4週間待ちだったので、ま、ええわ、と注文したヤツが届き、2ヶ月前から予約してたヤツが発売日に来ない。人生、いろいろ。

 さて、この本であるが、膨大な量のリー・ペリーがらみのレコードの中から、160枚(!)選びレビューするという気の遠くなる作業の上にたっており、しかも、「本書監修者の行った最大の仕事は、載せる盤を選んだのではなく、むしろ大量の載せなくてもいい盤を精査して排除することでした」と、難しい「引き算」の考えによっているから、その熱意作業量、もう、スゴい。

定本 リー“スクラッチ”ペリー



 あと、嬉しいのは、オレなんかがリー・ペリーに関していろいろ持っていた先入観によるある像をぶちこわしてくれた「スクラッチとの一ヶ月」というソニー落合氏のエッセイ(1986年レゲエマガジン)が再録されていることである。
 3歳の北斗君と本気でケンカはするわ、部屋に落書きはしまくるわ、ミュート・ビートのカセット、靴下の中に入れたまま返さないわ、20年以上ケンカしていたとされていたコクソン・ドットと、あっさり、仲直りしてしまうわ。御大の数百枚のアルバムのレビュー読むより、ずっとリー・ペリー御大(そうだ、「御大」という尊称をつけることにしてたのだ)好きになれるだろう。



 リー・ペリーは、1936年ジャマイカ生まれの爺さん(今年70歳か・・・)である。



 過去気の遠くなるほど膨大な仕事をいろんなところでいろんな人として、尚かつ、今も以て、音作りにチャレンジし続ける・・・ウチの国にもかのリー・ペリー御大に匹敵するお方がおられるのであるが・・・・・教えたらへん。






 
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