玉姫伝: ライヴ含


暑い。
 昨日けっこう歩いたせいか、もうメロメロ。
 で、ふ、っと気がついたのであるが、このところ、自転車まったく乗っていない。5月も半ば頃になると、気温は上がるし日射しがキツくなるので、自転車乗る根性が無くなってくるわけで、ちょっと、意識的に乗るようにせにゃなりまへん。
 

 HMVでDVD2枚買うと、20%オフというキャンペーンやっていたもんで、オレらしいといえばオレらしいセコい動機で、ついつい戸川純の「玉姫伝〜ライブ含有 」とソフトロック・ドライヴィン のDVDを買ってしまう。

 一週間前届いて、ちょこちょこ、戸川純の1984年のライブを聴いているのだが、だんだん、「私の母はママ、私の父はパパ(このライブでは、私のパパは父、で唄っている)」(電車でGO!)とか、「あんちょんよよよー」(「踊れない」)、「いいいいいー↑(1オクターブ上げて)いー」(「昆虫軍」)とか、かなり耳に残りはじめ、口走らないようにしないとあかんかな、という状態。せっぱ詰まった時、「私の母はママ、私のパパは父」程度はぼそっと云ってしまうかもしれない。

 ライブだが、ショートコントみたいなのが曲のあいまに入れてあって面白い。セーラー服姿の戸川純がためらいながら迷いながら、線路の上に横たわったものの電車が近づくやいなや、あわてて逃げ出すと、路上へ転げ落ちてそこへ自動車がきて轢かれてしまう、とか、目黒の寄生虫館へ小学生姿の戸川純が訪れ陶然としながら寄生虫を見ていると、後ろから顔がハエの男が現れ、戸川純、びっくりするものの、おそるおそる会釈をしながらその場を去り、ようやっと外へ出たら、ハエの男も外まで出て手を振って送り出してくれる、とか。けっこう、戸川純のびくびくした演技、オモロイ。
 
 あと、ステージ衣装も、80年代アイドルっぽいミニスカ風(これで、玉姫様やって、ステージに寝転がってのたうち回る!)から、巫女風、ランドセル背負って黄色い帽子の小学生風とかで、それぞれインパクトある。

 ただ、当時、ある程度衝撃を受けた記憶のある玉姫様とか、諦念なんちゃら(諦念プシガンガ、でした)とかは、なんか、「狙いすぎとちゃうか・・」「やりすぎとちゃうか」とか、さすがに47才にもなるとスれてしまうのか、思ってしまい、今は上で上げた三曲けっこう繰り返し聴けて、その中でも、ちょい小学生が入った「電車でGO!」が一番のお気に入り、といったところか。
 
 戸川純はいろんな声を一曲の中で使い分けるのが得意だなあ、とあらためて感心しました。この人は盟友さんど さんをはじめ、全盛期はコアなファンがおった方。オレとしては、やっぱ、女性っぽさが溢れる歌詞が、なんか、触れてはあかんような気がして、あんまし、当時は、深入りできなかった。できなかったが、今はもう、「私の母はママ、私のパパは父」ちゅうもんよ。

 1984年、ラフォーレ原宿(!!!!)でのライブ、全13曲、45分。
 
 そいじゃ、「私の母はママ、私のパパは父」、ちゅう感じで。
 
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